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オーマイリトルガール
2014-04-22 Tue 01:53
この曲は、僕がまだ学生の時に流行った尾崎豊の歌。
この歌は何度もドラマに採用されたり、長い間聞かれ続けている歌なので、何回目に流行った時かはわからない。
恋愛とは、僕にとってこの歌のようにはかなく、壊れやすく、切ないものだった。

初めて女の子を好きになったのは幼稚園の時。
幼稚園の中で一番かわいい女の子だった。
バレンタインデーなんてものがある事も知らなかったけど、その子からチョコレートをもらった。
もらったのは、僕一人だけだった。
母親にバレンタインデーにチョコレートをもらう意味を聞いた時、そんな幸運があるものなんだな、と幼いながらに思った。

でもそれから何があった訳でなく、たまに会話するくらいで、幼稚園を卒業したら離れ離れになってしまった。
それから2度と会ったことは無い。
でも今でも時々思い出す。あの子のかわいらしい顔。声がちょっとハスキーだったな。大人になってすごく美人になっているんだろうなと。

小学校に入っても、必ずクラスに好きな子ができた。
小学校では何回も転校したけど、転校して新しいクラスに入るだびに、好きな子ができた。

今でも不思議に思う事があるが、好きな子の近くに行きたいと思うと、なぜかいつも、何回目かの席替えで必ず隣同士になる事ができた。
隣同士になっていろいろしゃべっていると、向こうもこちらをだんだん好きになってくれたような気がしていた。
でも小学生の時も結局は何の発展も無いまま、友達のまま終わってしまった。当たり前だけど。

ひとつ、今でも深く覚えている事が有る。
その子は、ある日の夢に出てきた。

好きと思ったことは無かったけど、夢に出てきて僕を追いかけて来た。追いかけられて、一生懸命逃げた。
どんどん追いかけられて、もうすぐ捕まると思った時に彼女が転んでしまった。その時に目が覚めた。

なぜだろう。その夢を見たあと、学校でその子を見たら、その子の事が大好きになってしまった。
その後もその子は夢に出てきた。夢の中で一緒に遊んだ。遊ぶというか、学校の中を散歩しただけなのだがとても楽しい夢で、目が覚めた時もしばらくその高揚感が残っていた。
現実の世界ではただ話をしただけだった。
それらの夢を見た後、二人で話をすればするほど僕のほうはどんどん彼女が好きになっていった。
でも、向こうがこちらをどう思っていたかは結局わからずじまい。
その子は突然、なにも言わずに転校していなくなってしまった。

その子とも、それから2度と会ったことは無い。
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あの子の寝顔
2014-04-22 Tue 01:55
中学に入ってからも、必ず好きな子が出来た。
好きだと言ってもほとんどは片思いばかりだったけど。
好きというより、遠くから見て、あの子はかわいいなと心の中で思うだけの事だった。

各学年のそれぞれの時にかわいいなと思う子は何人かいたけど、中学3年になってこの子は本当に自分のタイプだな、という子に出会った。

背が小さめで150cm前後、色が白くてほほは少しピンク色。口紅を塗っている訳でも無いのに唇が鮮やかに赤かった。高く透明でか細い声をしていて、カナリアの声に似ているなと思った。
この子が歌うとどんなに綺麗な歌声になるのだろう、とよく想像したけど、結局歌声を聴いた事は一度も無かった。
綺麗というよりかわいらしいタイプだけど、かわいらしさの中に綺麗さを合わせ持っていた。
とっても優しそうな顔、その顔を見ているだけで癒された。でも、不意に冷たさが顔を出しそうな、ミステリアスなところも有った。

1学期に就学旅行が有った。
その頃はまだその子としゃべった事はあまり無かった。
とにかくちらちら彼女を見ては、そのかわいらしさに癒され、また同時に胸が締め付けられる感覚に苦しんだ。

旅行の移動のバスは、2人がけのシートには男子同士、女子同士が座った。
僕はうまい具合にその子が座っているシートのすぐ隣のシートを取る事ができた。通路を挟んで隣がその子である。
景色を見るふりをして、暇さえあればきょろきょろしながらその子を視野に入れた。
バスが走っているうちに、みんな居眠りを始めた。その子も皆と同じように居眠りをした。
僕は居眠りをしたふりをして、体ごとその子のほうを向いて、ずっとその寝顔を見ていた。

この瞬間、世界が僕とその子だけになればいいのに、と思った。

あいかわらず唇の赤い色が鮮やかだった。
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あの子と隣同士に
2014-04-22 Tue 01:55
修学旅行から帰ると、また僕に幸運が訪れた。
月に1度の席替えで、彼女と隣同志になれたのである。
神様って本当にいるんだな、その時は本当にそう思った。
いつも、隣同士で授業。
隣を気にしない訳にはいかなかった。僕の右隣から、暖かい熱気が来ているような気さえしていた。

でも、彼女にはある噂があった。
町の祭りの時に、他の中学の男と一緒に歩いていたと。
これだけかわいいんだから、彼氏がいても当たり前かな。
半ば、自分を慰めるようにそう考えるようにしていた。

そのうち、彼女と会話するチャンスが訪れた。
明日の予定はこれで良いのか、そのような事を彼女に聞いた。
「そうよ、明日はそうしなくちゃいけないよ。」
彼女の高く透明な声が、思ったよりもしっかりと僕に話しかけてきた。
にこやかで、明るくやさしい表情。
午後の太陽の光が彼女の髪の毛を茶色にきれいに光らせ、瞳に差し込んだ光はその透明さを強調した。
その時の美しさ・・・今でも忘れられない。

それをきっかけとして、彼女からも気軽に話しかけてくれるようになった。
僕は理科が得意だった。彼女は理科が苦手らしく、よく僕に質問してきた。
僕にとっては簡単な問題。
「あ、そうなんだ!頭いいね!」
そう言って笑いかけてくれる。

幸せってこういう事なのかな、中学生ながらそう思った。
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トトロの落書き
2014-04-22 Tue 01:55
教室では、いつも隣同士で授業。
しかも席は、クラスの一番うしろのはしっこ。
ささいな事をおしゃべりしているうちに、僕たちは日に日に仲良くなっていった。

ノートに落書きをしては、その絵を見せたりした。
「これどう思う?」
「かわいらしい犬の絵ね。」
「うちで飼ってるヨツバっていう名前の犬なんだよ。」
「ヨツバ?変わった名前。」
「子犬の時に拾ったんだけど、鼻が黒色と肌色でまだら模様になっていて、四葉のクローバーみたいに見えたんだ。だからヨツバ」
「ふふ、変わっているけど素敵な名前じゃない。それにしても漫画描くのもうまいのね。」

・・・

授業中なのに、周りのことも気にせずに僕らは話をした。
今考えれば、先生も気づいていたはずのになにも注意はしてこなかった。
自慢になってしまうがぼくらの成績は常に上位だったので、見逃してくれていたのかもしれない。

「ねえ、トトロの絵を描いてみてよ。」

そういって、彼女は自分のノートを渡してきた。

「あぁ、トトロ。いいよ、描いてあげる。」

僕は鉛筆で、トトロが傘をさしてバス停で待っている絵を描いた。

「すごい・・・ほんとに上手ね。ほんとのトトロよりかわいらしい感じ。」

彼女は本当にうれしそうな顔をして、また僕に笑いかけた。
その笑顔を見たら、僕も自然に笑顔になった。
そのまま彼女を見つめると、彼女も僕を見つめてくれた。
見つめられて、体に電気が走るような感覚を感じた。

恥ずかしくなって目をそらしてしまった。
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彼女の変化
2014-04-22 Tue 01:56
だんだんと、彼女が変わっていった。
髪の毛は肩までかかる長さで、当時流行のさらさらヘアーでお姉さん風の大人っぽい感じだったのに、ある日、三つ編みのまじめな中学生ふうになった。
それだけでなく、机に座っている時にやけに背筋が伸びていたり、なにか前より「まじめ」に見せようとしている感じがあった。

もしかして・・・。

僕は、自分ではそのつもりは無いのだが、「まじめ」を絵を書いたように見えると、皆から言われていた。
僕に合わせてくれているのかな。そんな事を思ったりしていた。

僕は野球部に入っていた。
練習中に、彼女が見に来ているのを見つけた。
手を振ったら、彼女も手を振り返した。
練習で、誰が一番腕立て伏せを続けられるか、というのがあった。
今で考えると、「しごき」だったと思う。
彼女が見ていると、自分でも信じられないくらい腕立て伏せを続ける事ができた。
そう考えると、人間の潜在能力というのはすごいと思う。

そうこうしているうちに、あっという間に1ヶ月が経ち、月に一度の席替えが来た。
幸運はそう続かず、僕たちは離れ離れの席になった。
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